キープボトルとは?
お客様はお酒が残ったらキープして次回来店時にまた飲むことができる。
ボトルキープは店との契(ちぎり)
店にとって、一杯ずつショットで注文されるよりまるごと一本オーダーしてくれる方が、その時点で仕入れの元が取れるのでありがたい。
その中でも一本飲みきれないのことを前提にボトルキープをしてくれる人は、また来店してくれる可能性の高い優良顧客であり、店にとっては当然大切に扱うべくお客様となる。
店側は大事なお客様となると、一般客には気付かれないように、通常にはない特別な料理やサービスを提供したり、また急な予約や混んでいる時にも席を確保してくれたりするなど、わがままや融通を効かせてくれるようになる。
そうなってくると、自分にとって非常に居心地の良い店やサービスとなり、当然その店に通う回数が増えてくる。
「商売人」は「商売人」がわかるため、あうんの呼吸で親密度が増してくるのだ。
これは「切り身の法則」でも触れたが、店側は必ずしも客に対して平等ではないということなのだ。
このことを充分理解している人はボトルキープを好み、いろいろなお店からその恩恵を受けているのである。
ボトルキープはマーキング
ボトルキープを好んでする人は、犬が散歩の途中電柱にマーキングしているように、自分のテリトリーのお気に入りの店にマーキングしているような感覚でいるのだ。
例えば、青山の居酒屋や焼き鳥屋、西麻布の和食や寿司、六本木のクラブやバーなど・・・というように、場所や内容によっていろんな店にボトルキープというマーキングしている。
実際キープしてみるとわかるが、なぜかしらその店に愛着がわき、自分の行きつけの店という感覚が強く出てくる。
また、このようにボトルキープをしている人にお供する機会があると、たしかに一般客からは見えない店主の対応やサービスを受け、他の客より優遇されていることを肌で感じ取ることが出来る。
まさに店側が一般客と異なるサービスをしていることになる理由だが、これは現実的にどの店でもある話なのだ。
またその特別な待遇を店から受けることにより、その人の存在感や器までもが大きく感じられるから、 これまた不思議なことである。
もし会食や飲み会をする時、相手より優位な立場でいる方が都合の良い場合は、自分のボトルキープしている店にお連れすると、思った以上の効果を発揮することを覚えておいて欲しい。
ボトルはありませんが、是非当店をご利用下さいませ!!
池袋ハート♪